グローバルな印刷機メーカーが価格設定プロセスを変革し、スピード、機敏性(アジリティ)、一貫性を向上

あらゆる業種規模の企業がデジタル変革を採用し、機敏性、正確性および収益性を高めています。ここでご紹介するのは、グラフィック業界で高品質なソリューションとサービスを提供する世界有数の製造業が、グローバルな価格設定プロセスを変革し、デジタル・ジャー二―への道のりを大きく踏み出した事例です。

シンクロンソリューションを導入したことで、同社は価格設定機能を刷新し、市場動向への対応の迅速化、ネットワークを介した一貫性と見通しの確保、利益の増加を実現しました。

課題

  • 価格設定プロセスの効率が悪くエラーが発生する
  • 事業部門全体の価格設定に対して一貫したルールが欠如している
  • 変わり続ける市場の動向に素早く反応する能力に限界がある

ソリューション

Syncron Priceのデジタルソシューションにより、企業は以下を実現することができます。

  • インテリジェントな価格管理の活用
  • 複数の価格戦略の応用
  • 見込みある分野の可視化

成果

  • 自動価格設定を含め、価格プロセスの最適化を実現
  • 市場の動きにスピーディに対応すべく、ネットワーク全体での情報共有
  • データに基づく決定により、総合供給チェーンが強化され、事業の成果へと連動

統合された生産オペレーションの集中化とデジタル化のビジョンをサポートするために、産業用印刷機のリーディングカンパニーは、120,000個以上のスペアパーツ(保守部品)の管理にSyncron Price™ソリューションを採用しています。

シンクロンのソリューションにより、同社はインテリジェントな価格管理を行い、複数の価格戦略を適用して市場の要求に沿った価格を定義しながら、ビジネスの成果を高めることができます。さらに、Syncron Priceのアナリティクス機能への依存度を高めることで、価格改定をより効率的に実施するためのプロセスを改善していく予定です。

プラットフォームアプローチによる自動価格設定の実現

Syncron Priceを導入する前、同社はExcelのスプレッドシートを使ってプライシングを管理していましたが、データの管理に時間がかかるだけでなく、細分化されすぎていてエラーが発生しやすいなど、非効率的でした。

デジタル化を検討していた同社は、すべての事業分野で、同じルールに基づいて価格設定を行うという課題に直面していました。スペアパーツ(保守部品)・プライシングチームは、Syncron Priceにインテリジェントな総合ソリューションを見出した。既存のプライシング戦略はデジタル環境に移行し、すべての事業分野で同一のプラットフォームを活用できるようになりました。

単一プラットフォームへの移行は社内のワークフローに大きな影響を及ぼしました。さまざまなERPシステムと同社のウェブショップがSyncron Priceと直接通信します。価格はシステム内で変更され、自動的にエクスポートされて戻ってくるため、時間を大幅に削減できます。

Syncron Priceを導入する前は、各パーツを個別に検討して価格カテゴリーに割り当てていたが、これは時間がかかり、不正確な作業でした。現在では、100の主要カテゴリーに基づいて運営されており、Syncron Priceで非常に迅速に部品を分類することができます。プライシングマネージャーがより戦略的な取り組みに集中できるようになったのは大きな収穫です。

セグメンテーションが最初のステップ:コストプラスからバリューベースの価格設定へ

Syncron Price導入におけるもう一つの利点は、製造業が複数の異なる価格戦略をサポートできるようになったことです。

特別に設計された生産部品には、製品の価値に基づいたバリューベースの価格設定や、重量、寸法、材質などの属性を計算して行うロジカルプライスを使用することができます。

このアプローチは、市場の要求に沿った財務的に健全な戦略であるだけでなく、より多くのお客様がプロバイダーに期待するものでもあるため、製造業はこのアプローチを活用することができます。一方、より取引に近い商品については、特定のスペアパーツの製造コストに加えて、そのパーツについて事前に設定したビジネス目標を考慮して、コストプラス価格を提供しています。

市販されている部品を特性や製品の類似性に応じてインテリジェントにセグメント化することで、より具体的な提案が可能になります。市場が変化したり、部品が製品ライフサイクルのさまざまな段階を経ることで、ダイナミックなセグメントには、変化する顧客のニーズや認識が反映されます。このようにして、製品のセグメンテーション、ひいては部品の価格は、その時点でお客様が適正と考える価値に基づいています。これにより、需要が減少しても安定した業績を維持し、提示された価格が公正で正確であるとお客様に信頼していただけるようになりました。

また、効率的なプロセスとマスターデータの自動処理により、グローバルな市場価格をローカルな価格設定の参考にすることもできます。同社のプライシングチームは、グローバル・リファレンス・プライス(GRP)を設定しています。価格が中央で定義されると、価格表もシンクロンソフトウェアを介して送信される。このようにして、すべての市場に12万点のスペアパーツの現在有効な価格が届けられます。

さらなる可能性を秘めたインテリジェント分析

今後は、Syncron Priceの分析機能をさらに活用していきたいと考えています。このモジュールでは、詳細な分析を行うための個別ダッシュボードやアドホックレポートを作成することができる。ユーザーは、価格変動の根本的な原因を特定し、理解することができる。さらに、この機能により、サプライチェーン全体の売上とマージンの分析が可能となり、平均以下の成長率の市場をより迅速に特定し、それに応じた対応を行うことができます。

また、特定の製品要件に基づく自動価格設定や、キット価格戦略の導入も予定しています。キット価格では、組立品のいくつかの部品をまとめてキットとして販売し、個々の部品を購入するよりも価格的に有利になります。

Syncron Price ソリューションを導入することで、同社は主要な指標を完全に可視化しながら、日々のビジネスで効率的にプライシングを実施することができる。シンクロンのソリューションでは、企業は最も重要な価格情報を一目で表示する明確なダッシュボードを作成することができます。